美和ロック MIWA 2015年版カタログ - page 900

900
日本
ロック
工業会
規格
◎◎ N
or
まえがき
この規格は、
日本ロック工業会(JLMA=The Japan Lock Manu-
factures' Association)が制定
した。
日本ロック工業会は、「錠全般の製造及びこれに関連する事業を営
む法人」によって組織され、日本ロック工業会の事業の総合的な進
歩発展を図り、もってわが国の繁栄と国民生活向上、そして安全社
会の構築に貢献することを目的とする。
序文
この規格は、日本に在る「錠全般の製造及びこれに関連する事業を
営む法人」が加盟する
日本ロック工業会(JLMA=The Japan Lock
Manufactures' Association)
が制定した錠機能を統一記号化し
た規定である。
1.適用範囲
この規格は、建築金物の開口部の戸に用いる錠の機能を通行区分
と施錠方法によって表示する錠機能記号に適用する。
2.引用規格
つぎに掲げる規格は、この規格が引用されることによって、この規格
の一部を構成する。これらの規格の引用は、その最新版を適用する。
JIS A 1541ー1 建築金物ー錠、第1部:試験方法
JLMA A2003 錠用語
JIS A 1541ー2 建築金物ー錠、第2部:実用性能項目
に対するグレードおよび表示方法
3.定義
この規格に用いる主な用語の定義は、
JLMA A2003
錠用語によ
る。
4.機能記号の構成
機能記号は、次の項目で構成する。
1 通行区分
表ー1、表ー2
2 施錠方法
表ー3
3 錠の形状
表ー4
4 記号の表記方法
表ー5、表ー6、表ー7、表ー8
5 錠機能の種類
表ー9、表ー10
5.通行区分
通行区分とは、錠の施錠・解錠状態で扉の両側からどのような操
作で開扉できるかを示すものである。操作方法(内容)を記号化し、
その記号の組合せにより可能な通行区分をつくる。操作を示す記
号は、表ー1に示す。
日本ロック工業会規格
平成12年8月3日発行
通行区分を、24通りに分類し、表ー2に示す。
表ー1 操作を示す記号
記号
操作の内容
キーなしで、ラッチ及びデッドボルトを操作し開扉できる
×
開扉する手段がない
N
錠の機能をしていない状態のもの
E
非常開で解錠し、その後開扉できる
K
キーで解錠し、その後開扉できる
扉の内外の解錠操作の後、開扉できる
表ー2 通行区分による分類
通行
区分
施錠状態
解錠状態 用途例
1
2
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
◎ ◎ 通路
◎ ×
N 多目的・ビル用トイレ
◎ E
N 病院用トイレ
◎ K
N ビル出入口
K K
N 公共出入口
× K
N 点検口・物置
◎ ×
一方通行扉
◎ ×
◎ ◎ 間仕切
◎ E
◎ ◎ トイレ・浴室
◎ K
ホテル客室
銀行通用口
◎ K
K K ◎ K
銀行通用口に準ずる
K K ◎ K
機械室
× K ◎ K
◎ ◎
◎ ◎
多目的(機械室に準ずる)
× K
監獄通路
K K
◎ K ◎ ◎
玄関・事務所出入口
K K
監禁扉
× K
◎ ◎
倉庫・テラス
× K
◎ ◎
一方通行扉(施錠が必要な場合)
× K
× ◎
コネクティング扉
コネクティング扉
△ △
K K ◎K K◎
or
◎ ◎
寮玄関
◎ × ◎ K ◎ ◎
教室・病院
◎ K
◎ ◎
事務所・学校教室・玄関
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