錠前のお手入れについて
■永くご使用いただくためにご留意いただきたいこと
錠を掛けるとき、キーやサムターンをきちっと最後まで回してく
ださい。デッドボルト(かんぬき)が出て錠が掛かります。な
お、ハンドルやノブを操作して錠が掛かったことを確認してくだ
さい。
キーの抜き差しや回転操作が悪くなったら、鉛筆(軟らかい芯)
の粉や黒鉛粉またはシリンダー専用潤滑剤(※)を使用してくだ
さい(※黒鉛粉または潤滑剤を市販しているメーカーは製品名を
記載すること)。
鉛筆を使用する場合は、キーの切込み面を鉛筆でなぞったあと、
キーで抜き差しを数回おこなってください。
伴穴には絶対に油を注さないでください。注入直後は良くてもホ
コリを吸着しかえって動きを悪くします。
伴穴に異物(例えば、針金、マッチ棒など)を入れないでくださ
い。異物が詰まるとキーの操作ができなくなります。
錠、ストライク、ハンドルまたはノブの取付けねじに緩みが生じ
たら、ねじを締め直してください。
錠は分解、改造しないでください。中の部品(バネなど)が飛び
出して思わぬけがをしたり、正しく組み立て直すことができなく
なります。
経年変化により扉の垂れ下がり、反り、曲がり、歪みなどが生じ
て枠と接触し、錠がスムーズに動かない場合があります。扉全体
としての修理が必要ですので、速やかに建築物の管理責任者、施
工業者または建具メーカーに依頼してください。
錠のフロントやストライクの表面に保護シートがついている場合
は必ずはがしてください。そのまま放置されますと、保護シート
についている糊などの影響でさびが発生したり変色することがあ
ります。
コピーしたキーを使用した際、キーの抜き差しや回転操作が悪く
なる場合があります。シリンダーに悪影響を及ぼすことがありま
■錠前のお手入れについて
長期間、清掃しないままにしておきますと、表面に付着した汚れは、
しみや腐食の原因となります。汚れが軽いうちに清掃してください。
清掃の目安は、少なくとも月に1~2回程度です。
特に海岸地帯や交通量の多い道路沿いは、塩分や排気ガスによる汚
損が進みやすいので、こまめにお手入れしてください。
■お手入れ方法
商品の損傷、さび、腐食、変色などを防止するために次のことをお
守りください。
やわらかい布でから拭きしてください(図1)。
 ・
ゴシゴシ強くこすらないでください。
落ち難い汚れの場合には、中性洗剤を薄めた液で、やわらかい布
またはスポンジを使って洗い、その後洗剤の成分が残らないよう
に十分に拭き取ってください(図2)。
 ・
中性洗剤の液がシリンダーや電気錠の電飾部品にかからないよ
うご注意ください。
 ・
サンドペーパー、硬いブラシまたはシンナーなどの有機溶剤を
使用しないでください。
AFTER-SERVICE
アフターサービス
図1
図2
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