8.
シリンダーおよびサムタ ーンに関する試験の概要
7.
防犯性能 の高い建物部品について
防犯性能の試験は
3
段階に分けて行われます。最終の試験に合格した製品が官民合同会議試験合格品となります。
建物への侵入犯罪の防止を図るため、平成
14
11
月に「 防
犯性能の高い建物部品の開発・ 普及に関する官民合同会議」
が設置されました。
官民合同会議に参加している関係団体
ドア(A種)
スイングドアのうち、ドア(B種)以外のものをい
う。なお、試験細則はサッシと共通とする。)
ドア(B種)
主として中高層建物(ビル・マンション)の出入り
口に使用されるスチール製又はステンレス製の
スイングドアをいう。)
交換用シリンダー及びサムターンを含む)
平成
15
10
月に防犯性能の高い建物部品の試験基準が決
定さ れ、
11
月より試験が実施さ れました。平成
16
4
月に試
験合格品が発表され、防犯性能の高い製品が発表されました。
その設置主旨は以下の通りです。
最近における建物への侵入による犯罪の実体にかんがみ、関
係する省庁および民間団体が建物部品の開発および普及の方
策について検討を行うため、防犯性能の高い建物部品の開発・
普及に関する合同会議を設置する。」
防犯性能の高い建物部品の開発・ 普及に関する官民合同会議設置主旨より)
応募し た全ての製品について特殊な性能を持った複数の
試験員が下記の
5
項目について試験を行います。
基準以上の成績の製品が合格となります。
1
系列の試験
2
系列の合格品について一般試験員が行う 試験です。
予め決められた標準ド アと 標準枠に製品を取り付け、一般
試験員がバールを用いたド ア錠こじ破りおよび受け座壊し
を行います。いずれの場合もド アが開く までの実働時間が
5
分以上かかる場合は合格となります。
または、開き扉の彫込錠、面付錠および引戸錠において日
本ロック工業会規格
JLMA A 2001
2
の「 外力に対する
性能」 のグレード
3
以上の強度性能を持つ錠については第
3
系列の試験については合格とみなされます。
3
系列の試験
1
系列の合格品について複数の一般試験員が下記項目
の試験を行います。基準以上の成績の製品が合格となりま
す。
2
系列の試験
1.
耐ピッ キング試験
2.
耐インプレッ ショ ン試験
3.
バイパス解錠試験
4.
耐読み取り 性能試験
5.
サムタ ーン解錠試験
1.
ド リ リ ング試験
2.
シリ ンダーのもぎ取り
3.
シリ ンダープラグの引き抜き
4.
シリ ンダープラグの捻り
5.
デッ ド ボルト の切断
6.
携帯用ガスバーナー試験
なお、試験の詳細につきましては警察庁のホームページ
1.
官民合同会議
3.
試験 をする建物部品の種類
1
ド ア
重量シャッター
シャッターのうち、窓シャッター以外のもので
あって、スラットの板厚が1.2mm以上あるも
の及びこれと同等以上の防犯性能を有する
ものをいう)
計量シャッター
シャッターのうち、窓シャッター及び重量シ
ャッター以外のものをいう。)
シャッター用スイッチボックス
(3)
シャッター
サッシ
スライディングドアを含む)
ガラス
フィルム
窓用雨戸及び窓用面格子
試験細則はサッシと共通とする。)
窓用シャッター
2
2.
構成員
警察庁
国土交通省
経済産業省
板硝子協会
日本ウィンド ウ・ フィ ルム工業界
社団法人日本シャッタ ー・ド ア協会
社団法人日本サッシ協会
社団法人全国警備業協会
社団法人日本防犯設備協会
日本ロック工業界
財団法人全国防犯協会連合会
財団法人ベタ ーリビング
社団法人建築業協会
社団法人住宅生産団体連合会
社団法人日本建築士会連合会
社団法人日本建築家協会
社団法人日本建築士事務所協会連合会
社団法人日本損害保険協会
当社の防犯対策製品は(1)ドアの③錠に定められた試験に
合格した製品です。
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