2.
錠 の種類とその機能
生活の環境の変化、建築技術の高度化にともない、錠も多様化し、様々な種類、機能をもつものが開発されています。
当社では、そういった時代性に対応するため、構造およびシリンダーの取り付く位置により、錠を分類しています。
錠の機能を果たすために必要な全ての機構が箱型ケースに納められてい
ます。扉へ取り付けるときにあける、四角いほぞ穴から名前がつけられ
ました。錠の機構は、本締用のデッドボルトがドアの外側からはキーで、
内側からはサムターンで定められた角度に回転することにより作動、ま
た仮締用のラッチボルトはノブあるいはレバーの回転により作動します。
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ケースロック又は彫込錠(
CASE LOCK or MORTISE LOCK
)
面付錠
(
RIM LOCK
)
シリンドリカルロック
(
CYLINDRICAL LOCK
)
〈
ボードロック
(
BORED LOCK
)
〉
インテグラルロック(
INTEGRAL LOCK
)
本締錠(
DEADLOCK
)
引戸鎌錠・引違戸錠(
SLIDINGDOOR LOCK
)
電気錠(
ELECTRIC LOCK
)
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※
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※
印は
KEY IN THE KNOB TYPE LOCK
1.
ケースロック又は彫込錠
箱型をした錠は、形も機構もケースロックと変わりませんが、錠をドア
面に取り付けるところから面付錠と呼ばれています。面付錠の種類には
以下の4つのタイプがあります。
A)普通のデッドボルトとラッチボルトを備えた玄関錠。
(
一般的な面付錠)
B)デッドボルトだけで補助的な役割をする錠。(面付本締錠)
C)トイレ等に使用される表示錠。外側には表示のみで施解錠装置はなく、
内側からサムターンで施解錠。(ラバトリーロック(表示錠))
D)引戸鎌錠。(面付鎌錠)
2.
面付錠
■CH・535シリーズ ■SLA(F)・MSL・CL・LLシリーズ
■BLL・516シリーズ等 ■344S
機構はデッドボルトがなく、ラッチボルトだけで本締まり、仮締まりの
役割を果たしています。ノブの回転運動を直線運動に変える機構が本体
ケースに内蔵されており、本締まり機構と仮締まり機構がラッチケース
と呼ばれる別のケースに納められています。
3.
シリンドリカルロック(円筒錠)
■SD・SS・SMシリーズ
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