美和ロック MIWA 2015年版カタログ - page 101

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対震
通常の旗丁番
扉側
枠側
上に動く
下に動かない
扉側
枠側
上に動く
下に動く
地震でドアが開かなくなるメカニズム。
対震丁番は+−どちらの変形にも対応しています。
地震のとき建物は変形しますが、ドア枠も建物と同様に変形します。ドアの開閉に影響をおよぼす変形の方向には2種類
あります。錠前側から丁番側への変形(+の変形)と、丁番側から錠前側への変形(ーの変形)です。
+の変形のとき
下へは移動できないのでドア
は下へは動かず、ドアの上端
と枠が固くせり合ってしまい
ます。
+の変形の場合
枠が+の変形をしていくと、ドアの上端が枠と当たります。
さらに変形が大きくなるとドアを下に押し下げようとする力
がかかります。もしドアが下に動かないとドアと枠が固くせ
り合ってしまい、ドアを開けるのにとても大きな力が必要に
なります。
ーの変形の場合
対震丁番
枠がーの変形をしていくと、ドアの下端が枠と当たります。
さらに変形が大きくなるとドアを上に押し上げようとする力
がかかります。もしドアが上に動かないとドアと枠が固くせ
り合ってしまい、ドアを開けるのにとても大きな力が必要に
なります。
ドア枠
ドア
ドア
変形の方向
ドア枠
ここが
固くせり合う
ドア枠
ドア
変形の方向
ドア
ドア枠
ここが
固くせり合う
−の変形のとき
旗丁番は上から差し込んであ
るだけなのでドアは上に移動
でき、ドアの下端と枠が固く
せり合うことなくドアを開け
ることができます。
+の変形のとき
対震丁番の内部スプリングに
あらかじめ決められた力(初
期反発力と言います)以上の
力がかかるとスプリングが縮
みドアは下へ移動できます。
ですからドアの上端と枠が固
くせり合うことなくドアを開
けることができます。
−の変形のとき
対震丁番は上から差し込んで
あるだけなのでドアは上に移
動でき、ドアの下端と枠が固
くせり合うことなくドアを開
けることができます。
上から差し込ん
であるだけなの
で上には抜けま
すが、下に動か
ないのでドアと
枠が固くせり合
います。
上から差し込ん
であるだけなの
で上に抜けます。
スプリング
普段はスプリン
グの初期反発力
でドアを支えて
います。
初期反発力以上
の力が加わると
下に動きます。
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